森の工房

シュタイナー療育センターの目的

人生のすべてのシーンを支えていく

病気や障がいを持つこどもたちは、家族を変え、社会を変え、周囲の一人一人の人生を変えていきます。この子は、光であると受け止められるようになっていけば、苦しみや辛さの中から、出口が見えていきます。このこどもたちは、社会の光であるという認識から、シュタイナー療育センター光こども園は誕生しました。0歳児からの早期療育、学童期児童のための放課後等デイサービス、大人のための働く場所として、森の工房があります。こども時代から大人になるまで、すべての人生の場を支えていく場所作りをシュタイナー療育センターは目指しています。障がいや病気があっても、一人一人の個性が花開いていくよう助けていく、それがシュタイナー療育センターの目的です。

シュタイナー療育センターの療育内容

こどもの個性が発揮できる心と体の治療に力を注いでいます。

幼児クラス

about_youji保育園や幼稚園と同じように自然に過ごします。異なる点は、少人数で、療育者の数が多く、1対1のセラピーや集団療育があり,医師、理学療法士、作業療法士が、関わっていることです。専門療法士の指導に基づく療育が、毎日行われることで、療育効果が表れます。
保育士は、歩き方、動き、バランスのとり方、発声、友達との関わり、聴覚、視覚、触覚の過敏さや鈍感さ、汗のかき方など多面的に一日の様子を観察していきます。
例:歩き方に問題のある子どもは、理学療法士が見ます。
歩き方の問題とは、足裏の過敏がある、土踏まずの形成が未熟、ひざの使い方がうまくいっていない、太ももに筋肉がついていない、左右の重心移動が苦手など、その程度もあり方も様々です。運動およびリズム遊び(平均台、滑り台、階段昇降、散歩)やマッサージなど、そのこどもの興味関心、やる気が引き出せるやり方で、取り組んでいきます。

学童クラス

about_gakudou療育で大切にしているのは、こどもとの信頼関係です。子供と信頼関係を作り、苦手なことでも取り組んでいく気持ちにさせるには、療育者の技術のみならず、人間性が最も重要になってきます。私たち療育者がこどもたちの前に立つにふさわしい人間であるよう、研修を大切に毎週の職員会議で取り組んでいます。また、発声練習(歌)言語造形(ことば)のレッスンも、職員は行い、能力を高めていく練習をしています。

シュタイナー療育センターが始まるまで

代表理事 森尾(松田)敦子

公立保育園の保育士であった私は、ルドルフ シュタイナーの考えによる幼児教育をドイツで学び、こんなに自然で、哲学があり、脳の発達に科学的である幼児教育を日本でも実現しようと、横浜シュタイナーこどもの園を保護者や支援者の方々と設立しました。クラス担任を経て,重い障がいを持つ娘を授かり、障がいのある娘を授かったのであれば,治療教育を学びたいと、再びドイツに渡って、シュタイナー治療教育を学ぶことを決心します。
渡独中に娘がてんかんの大発作を起し、ヘリポートもある大きなシュタイナー医学の病院に入院、シュタイナーの治療(医学と療育)の実際を学ぶことになります。通常、こどもと療法士のみで行われる1対1のセラピーも娘が大変過ぎて私が同席することになりました。おかげで音楽療法、遊びの療法、オイリュトミー療法など、なるほどこうやって治療していくのかとうなずかされる豊かな体験ができました。シュタイナー幼稚園の統合クラスでの実習、マンハイム養護学校の実習、ビンゲンハイム養護学校の助手を経て2010年、日本に帰国。療育センターでも、グループホームでも、地元の方々から求められる場所を作ろうと日本のいろいろな場所を訪ねます。
 長野県のシュタイナーの勉強会に講師として招かれた縁で、シュタイナー保育士講座を開いたり、北安曇郡松川村で研修会を開き、地元に協力してくれる方々が増えていきました。安曇野ちひろ美術館の近くに土地が見つかって、一般社団法人シュタイナー療育センターを設立し、現在に至ります。

沿革

平成23年(2011年)1月 一般社団法人シュタイナー療育センター設立
平成24年(2012年)1月 県指定児童デイサービス シュタイナー療育センター光こども園 開所
平成24年(2012年)4月 法改正に伴い、児童デイサービス事業所から障がい児通所支援施設多機能型事業所(児童発達支援、放課後等デイサービス)へ移行(1年間のみなし指定期間を経て、H25年4月に正式指定)
平成26年(2014年)4月 就労継続支援B型事業所 森の工房 開所
平成27年(2015年)4月 生活介護事業の指定を受ける。
森の工房は多機能型事業所として運営開始。

 

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